Archive for 12月, 1997

  • 1997/10/02 3日目

    Date: 1997.12.31 | Category: D:旅行 | Response: 0

     結局、まんじりともしない一夜になった。あまりの暑さに、横になるどころではなかったのだ。チェンマイには4、50分遅れで到着。夕べの寝苦しさが嘘のように、まだ夜も明けきらぬ 高原都市の朝は涼やかだった。慌ててTシャツの上にパーカーを羽織る。
     ここでもとりあえず駅のクロークに荷物を預け、朝食を取りがてら市場に行くことにする。通 りがかったサムローをつかまえ、市街中心部の市場へ。20バーツ。
     市場は朝の賑わいを見せていた。何よりも目についたのは生きたままのナマズだった。日本でも蒲焼きにして食べたりするが、それよりもひとまわり小さい。
     内陸部ゆえ、ナマズはわかるのだがなぜか冷凍物のイカや、青っぽいムール貝のようなものまである。はるばる沿海部から輸送されてくるのであろう。雑然とした、まだ前時代の香りを色濃く残す市場と、冷凍物のイカの存在とのギャップに、思わず苦笑する。そばの食堂でビーフンを食べるが、いろいろな具が入っていて、大きな器に盛ってあるわりには安かった。15バーツ。・・・市場価格なのだろうか。

    thailand_1997
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  • 1997/10/01 2日目

    Date: 1997.12.31 | Category: D:旅行 | Response: 0

     起床してひげを剃るために廊下に出る。シェーバーを使うためのコンセントが廊下にしかなかったからだ。部屋に戻ろうとすると、オートロックのせいで鍵が開かない。うかつだった。通 りかかった掃除のおばちゃんに「Please open the door with the spare key, because I have gone out without rom key」と英語でもの申すが、伝わるわけもない。ドアノブをがちゃがちゃやってみせると、おばちゃんは事態を把握したらしく、笑いながら鍵を開けてくれる。
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  • 1997/09/29-30 前夜および1日目

    Date: 1997.12.31 | Category: D:旅行 | Response: 0

     バンコク行きのチケットは、11日間FIXで45,000円を切った値段で買うことができた。しかもタイ国際航空の直行便。安いものには当然ウラがあり、このチケットで搭乗できるのは、関西空港を早朝5時に出発する便なのである。当然前夜からの泊まり込みになるわけだが、それでも安さには換えられない。朝まで独りぽつねんと過ごすのも侘びしいので、「ピンキー」に見送りについてきてもらう。朝の5時に、家まで独りで帰らねばならぬ 彼女の方こそ気の毒ではあるが、本人の好意なのでありがたく頂戴する。ところがいよいよチェックインという時間になって、やはり彼女はヒステリーを起こしてしまう。いつものことなのでやんわりとなだめながら、ゲートへといささか後ろ髪ひかれる思いで歩きはじめる。
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  • 1997/12/20-21 男四匹・30時間四国半周その2

    Date: 1997.12.21 | Category: D:旅行 | Response: 0

     どんづまりへの道であるからして、さぞかし路面も整備が悪かろうと思っていたのだが、意に反してきれいな舗装の道路である。時おりの山道をのぞけば、まずは快調なドライブ、といっていいだろう。
     徳島の都市圏を抜けると、道は山中に入り、漆黒の闇が続くばかりである。街路灯以外、何の灯りも見えない。日頃ネオンに囲まれて暮らしているだけに、辺りを覆う闇の重さが、一段と深く感じられる。
     ・・・というわけで、ドライバー以外はみんな眠い。たまに誰かがうつらうつらして、ふと目を覚ませば他の誰かが沈黙に入る。

     県境を越え、高知県に入った。道は海沿いに走り、さすがにここまで来ると車のライトもまばらである。牛乳運送など、すれ違うトラックも朝の風情がある。とはいえ、まだ夜のとばりは重く降りているままだ。
     ある海岸で、車を停めた。道路から浜に降りてみる。瀬戸内海といっても、もうだいぶ外海に近く、心なしか波の音も高い。
     洋平は、以前この浜に来たことがあるのだそうだ。サーフィンをするのに、最高の波が押し寄せる海岸、彼はそんなことを言う。入江をさえぎるように伸びる岸壁を、その先端まで歩く。波音は、足の先まで響く。

     4時頃に室戸岬に着いた。意外にはやかった。岬の突端からは、足下から断崖がのぞく。隆起運動によって生成された土地なので、断崖が高いのだ、というのはのむさんの弁。こういう人が行程を共にしてくれると、旅先での見聞も深まるというものだ。
     とりあえず、朝日が昇るまで仮眠することにする。太平洋から浮かび来る大洋は、また格別なものだろう。
     ところが、6時くらいに目を覚ましてみると、雲がたれ込めおまけに小雨までぱらついている。運が悪い。それでも、展望台まで階段をのぼってみる。
     海だけが、目に入る。
     その先に、何もない海。
     徐々に、陽の光が海原を染めあげていく。雲のせいでぼんやりとした明るさだけれども、それがかえって、幻想のような風景だ。

     朝の空気が漂いはじめたので、我々もさらに進むことにする。次の目的地は高知だ。土佐湾沿いに、その向こうに続く太平洋を眺めながら。
     室戸岬に向かう徳島側の道路より、こちらの高知側のほうが狭いし、舗装も貧弱である。高知に向かうにつれて交通量も増え、少し渋滞気味だ。このあたりには「阿佐線」という、建設途中で断念された鉄道の跡がある。高架橋やトンネルが、混雑する道路を横目に見え隠れする。
     途中で仮眠をとり、昼には高知に着いた。何だか、ここも徳島と同じく大都会のように見える。四国は交通の便が悪く、そのぶん各県の独立性が強いので、県庁所在地は人口のわりに設備が整っているのだろう。

     高知、といえばカツオである。今は冬のまっただ中、時期ではないがその調理法はやはり本場のものが味わえるだろう。
     繁華街をふらふらと歩きまわり、大丸百貨店の隣にある地下の土佐料理屋に入る。なかなか落ち着いた店構えで、間仕切りの座敷になっているのがなおよい。四人バラバラのものを注文するが、みんなカツオのたたきだけははずさない。
     アサツキを散らしたカツオは、確かにうまい。決め手は土佐酢だろう。普通に食べるカツオを凌駕しているのはこの点だった。その他の焚き物なども、上品な味付けである。
     が、少し雰囲気が堅い。寝不足に加え、いきなり繁華街で小座敷なんぞに通されたせいだろう。
     と、刺身を頬ばっていたかずぅが、
     「グッドですわ!」
     と、親指まで立ててその味を表現してくれる。「・・・だから?」と、3人の反応は一様に冷淡ではあったが、その後雰囲気がくつろいだのは確かである。くつろぎすぎて、残りの道中が「ダジャレ特急」になってしまったのだが、それはさておいて、ここは「ダジャレキング」の面目躍如、というところだろう。

     高知城を車窓から眺めるだけ眺めて、桂浜へ向かう。四国有数の風光明媚なところである。

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     しばらく、海岸沿いを散策する。波は高く打ち上げては低く押し寄せ、途切れるところがない。あいにくの天候で、独り旅なら自殺を考えるくらい陰鬱な景色であったが、我々は幸いにして4人、しかも「ダジャレキング」を含むメンバーである。それでも、果てしなく続く大海を断崖の上から眺めていると、不意に虚無感が襲ってくる。

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     桂浜そばの公園には、太平洋を見下ろすようにして坂本龍馬の銅像が建っている。我々も、浜辺から海を眺め続けた。気分はジョン万次郎である。

     再び高知市内に戻る。市街を抜けて、高松へと向かうのだ。高知市内は縦横に路面電車が走っており、町中でもその姿をよく見かける。

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     高知へは、高知市の手前まで高速道路が延びているので、そこまでの道は車線も広く、走りやすい。車は快調に走っていく。
     この先どう行けばいいのか、洋平が訊ねるので、私は道路地図を見ながらアドバイスをする。それから、洋平に語りかけてみた。
     「・・・洋平は、ドラえもんだね」
     「・・・は?」
     「だって僕は、ナビ太くん!」
     すかさずかずぅが、「ナイスですわ!」と合いの手を入れてくれる。いかん、私までおかしい。恐るべしダジャレの伝染力。洋平とのむさんは、こいつら面倒見きれんといった風情で、いささか憮然としている。

     高速道路を通らず、地道を選択した。山越えのワインディング・ロードである。高知と高松を結ぶ幹線道路だというのに、とてもそんな雰囲気はない。高速道路の開通が地方の悲願だという話も、この道を見ていればなるほどと納得させられる。曲がり道で、洋平がカーブのドライビングの実践をしてみせる。かずぅとのむさんはその話に聞き入っているが、免許を持っていない私には何のことだか、さっぱり分からない。

     途中、道は徳島県を横切っていく。徳島といえば海のイメージが先行するが、四国の中心部は香川・高知・そして徳島の三県が密着しているのだ。その徳島県山間に、大歩危(おおぼけ)温泉がある。渓谷美で有名な大歩危小歩危である。すでに日も暮れ、渓谷の様子は分からないが、旅疲れを癒すためにも、温泉ときいては素通りするわけにはいかない。
     幸いその旅館は公共施設で、数百円で入浴することができた。さっぱりとしたいい湯である。脱衣所にある効能書きを読めば、どこの温泉でもそうなのだがまるで万病に効くような触れ込みである。確かにさっぱりとして体も軽くなり、車を再スタートさせる。最後の目的は、高松で食べる讃岐うどんである。

     山道を抜け、田園が広がる讃岐平野に至る。それでも高松市街に近づくまで、道はこれが国道かと思えるくらいの狭さである。そんな細道を、トラックがびゅんと走り去っていく。

     のむさんが以前高松を訪れたときに行った「黒田屋」で、本場のうどんを食べる。麺のコシが違う。もちもちとして、こたえられないうまさである。空きっ腹も程良い満足感に変わる。何だか、満ち足りてしまった。
     満ち足りたそのままの顔で、フェリーに乗り込む。長く響く汽笛を鳴らしながら、船は神戸に向けて出航する。

    d_photo5.jpg

     このあと、船内で酒盛り。みんなは125ミリリットルのプチ缶ビール。私は「お燗機能付きカップ酒」。最後まで、不思議としまらない4人である。

  • 1997/12/19 男四匹・30時間四国半周その1

    Date: 1997.12.21 | Category: D:旅行 | Response: 0

     男四人の道のりである。連れは大学入学以来の友人3人。おっとこまえの洋平、クールなのむさん、そして我らがダジャレキングかずぅ。そして私。・・・気心知れあった仲だからいいようなものの、はたから見れば何とも摩訶不思議なメンバーである。

     幾度となくお世話になった、そして今回もお世話になる洋平の愛車、グロリアで出発。神戸から、目指すは西の明石港。山側に街の灯、海には船のライトという、そこはかとなく幻想的な海岸ドライブ。この車にはCDプレーヤーがついているので、みんなで持ち寄ったCDをかけながら。
     旅立ちはいつだって美しいのである。

     明石からフェリーで淡路島の北端、岩屋へ。30分足らずの航海ではあるが、我々は車から出て甲板に上がる。まもなく開通する明石大橋のシルエットを横目に、少しずつ遠ざかっていく明るい陸地を眺める。フェリーの蹴立てる波が、ぼんやりと燐光色に光っている。発光プランクトンのせいだろう。
     岩屋からは国道を走り、島中部に位置する津名から高速道路に乗る。夜を徹して走る、大型トラックのため、意外に道は混んでいる。明石大橋が開通していない現在でも、この島経由のルートは徳島・高知と阪神地方を結ぶ最短経路であるため、生鮮食品を中心に、物流網が整備されている。この人たちのおかげで、我々の日常生活は成り立っている。なぜだか気分だけは神妙、というかいささか眠気が襲って静かなだけの4人も、ストイックな顔つきで夜の道をひた走る。

     四国に渡る途中、大鳴門橋で車を路肩に停め、轟々と音をたてて流れる鳴門の渦潮をのぞき込んでみる。暗くて何も見えないのだが、音だけは確かに渦潮のそれだった・・・ということにして、我々はさらに進む。高速を降りたそこは徳島市。暗闇を疾走してきた目には、まばゆいばかりの都会に映る。「四国三郎」と通称される吉野川の大きな流れを越え、道を南にとって徳島を通過。
     目指すは室戸岬である。

     最初この旅を実行しようと思い立ったときに、洋平が「室戸岬には行きたいねん」と、遠い目をして呟いたことがあった。ロマンチストの洋平が漏らした言葉、それゆえに、なぜだか私まで、「室戸岬に行かねばならない」気分になっていた。
     そう、室戸岬。その先には海原が広がるばかり。
     いいではないか。

  • スキー場フガフガ日記

    Date: 1997.12.16 | Category: A:Diary | Response: 0

     私とてスキーくらいはする。似非パラレルでへっぴり腰ながら、ゲレンデを颯爽と滑る。しばらくゲレンデから遠ざかっていたことを思い出し、ふらっとスキーに出掛けた。「ふらっと」などという言葉を使うあたり、淡々として内田百間風だが、そのくせ前日興奮して眠れなかったりしたのだが、とにかく夜行バスで信州に向かう。目指すは北志賀竜王スキー場。

     今回の旅は連れも同行する。ピンキーである。数日前からおやつの用意まで心配するような用意周到な子だが、夜中に一人でトイレに行けないような子でもあるのが不安の種である。はしゃいだ揚げ句にアイスバーンで転ぶとか、寒さに理不尽な怒りを催すとか、ゲレンデで迷子になるとか、疲れて機嫌が悪くなるとか、後々全て当たることになる杞憂が胸の内に去来する。

     夜が明けてみれば、車窓は白銀に覆われている。絵に描いたような情景にしばし感動する。ゲレンデは今日が初滑りだったせいも手伝い、リフトは殺人的な混雑を見せる。しかも2年のブランクの間に、世間では信じられないくらいボーダー占有率が増えてしまったようだ。6:4でボーダーだろうか。ゴキブリと同じで、「1匹見つかれば、見えないところに10匹はいる」という俚諺が当てはまる。
     おかげでアイスバーンはできる、ゲレンデの真ん中で座り込むやつが邪魔でしょうがないなど、滑りにくいこと甚だしい。殺虫剤を散布したくなるが、しぶとさはゴキブリ以上だろう。

     しかも、今年のゲレンデ音楽は「シャズナ」「T.M.Revolution」がメイン。ただでさえうるさい騒音の垂れ流しであるのに。果たしてみんな喜んで聞いているのだろうか。「やっぱヤングにはこれだべや」とかなんとかいって、「竜王スキー組合」の寄り合いかなんかで決められているだけなのではないだろうか。しかし、リフト待ちの前方にいた女子大生グループは、あまつさえハミングなどまでやらかしている。騒音を満喫するのも都会人の条件なのだろう。
     ・・・などと毒づきつつも、愉しさは満点である。はは。スポーツの高揚感は、やはり非日常性と、自らの肉体の限界を飛び越すことによる人間性の超越だと思う。

     夕食を食べた後、ばたんと寝てしまったはずなのだが、目が覚めたら十時半。仕方がないのでそばのコンビニまで、つるつる滑りながらワインを買いに行く。がぶ飲みして寝ようというさもしい魂胆なので、甘口の白ワインを1本。
     ワインを買いに行く途中、ゲレンデではこんな夜遅くだというのに人工積雪のために散水をしている。苦労に頭が下がる。シャズナがかかろうとリフトが混もうとも、もう文句は言うまいと思い、宿に帰る。いや、ほんと。

     次の日はややリフトにも乗りやすくなり、シュプールも心なしか輝いちゃったりする。しかし寒い。瀬戸内気候&都会の気温に慣れた身にはなおさらである。我が連れピンキーに至っては寒風が脳みその隙間に吹き込んだらしく、「おしっこ大丈夫?」と訊ねてやると、
     「フガー!」
    と叫んでガニ股でトイレに消えていった。自然を目の当たりにしおまけにそいつと心ゆくまで戯れたせいで、野生の血が目覚めてしまったらしい。血が濃いのか、その後は食事が旨かろうと不味かろうと、リフトが止まった時もおしっこしたい時も
     「フンガー、フガフガー!」
    の2語文で用を足すようになってしまった。解読するこちらも一苦労である。
     この日のホテルの夕食は、メインがハンバーグだった。ふと隣のテーブルを見ると、同じようなカップルが席に着いている。男の方はなかなかのルックスではある。が、ホテルの夕食がナイフとフォーク使用であったのは彼にとって大誤算というべきだろう。付け合わせのオニオンスライスを必死に口まで運ぼうとしているのは分かるのだが、フォークとナイフでは上手く取ることができないようだ。仕方がなく彼は、あろうことか手でオニオンスライスをつかみ、フォークにぶすりと刺すという文明人ギリギリの尊厳を賭けた勝負を挑んでいるではないか!
     それがぽろりと落ちぬうちに、という意志の表れだろうか、極限まで皿に顔を近づけて口に入れている。二重の失敗を犯すまいという見上げた努力の結果なのだろうが、ここまでくるとどう見たところでチンパンジーである。人間の限界すら、彼は軽く飛翔しきっていた。
     しかし人間性の喪失までもを犠牲にして、なぜ彼はタマネギ如きを賞味しようとしたのだろうか?タマネギには人知れぬ呪縛でも秘められているのだろうか。とにかく、おそるべきはオニオンスライスである。
     付記しておけば、彼の横にいた恋人らしき女性は、彼の極限の姿を目の当たりにしながらも、顔色一つ変えずに黙々と食事をしていた。これはこれで、ある種の偉大な愛情である。尊敬。
     というわけで、北志賀の自然は人までもを野生に舞い戻らせ、聳える山はスキーに興じる我々を見下ろすかのようだった。妙なところで自然の大きさを実感し、ついでにスキーも満喫し、帰途についた。帰ったのは良いが、未だに野生から完全に帰還できないピンキーは、思い出したようにフガフガ叫ぶ毎日がまだ続く。
     大いなる北志賀の自然よ、この始末をどうつけてくれる。

    (1997/12/12~16)

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