Archive for 11月, 2003
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イマジン
『NPO法人ニュースタート』http://www.new-start-jp.org/ によれば、全国に引きこもりの若者が100万人いるんだそうだ。日本人口の約0.75%、100人に1人弱はお部屋でカタツムリだ。これはいささかオーバーだとしても、知り合いに1人や2人は引きこもりがいてもおかしくない計算にはなる。えらい数字だ。
こうなると引きこもりは個人の問題ではなく、何か社会的な病根があるのは間違いないんだろう。偉い学者も役人もそう言ってるしね。それでも僕たちは問題を個人に帰結したがる。自分には関係のないものとして冷たい視線をあびせたり無視して通り過ぎたりしようとする。引きこもりの増加はさておいても、他者に対するこの態度こそは近代社会の自我の極みであり、皮相な言い方をすればモダニズムの到達点とすることもできる。はてさて。個人的には自分自身よくまあ引きこもりにならずに生きてこれたと思うのであって、このさき世捨て人にならない保証だって全くないと感じているのであって、だからこそ僕にとっては、そういった「明日は我が身」と思うことのできる想像力こそが、実はいちばん大事なものの一つだ。
引きこもりだけじゃなくて失業とか離婚の増加とか、そういった市井の悲喜こもごもから顔を背けることは、たぶん誰のためにもならないんだろう。(ひょっとすると、責任を逃れられてほっとする偉い学者や役人たちのためにはなるのかもしれないけれど)
それでも自分が想像力なる土壌に支えられて心豊かに生きているかといえば、まったくもって自信がない。基本的には善人(のつもり)、ところにより一時臆病や卑怯が出たり引っこんだりの毎日。・・・天気予報みたいなスタンスでこんなこと考えてるから、鬱になったりシニカルになり過ぎたりするんである。バランスなんて、なかなかとれやしない。 -
手土産持って
今日は人さまのご自宅にお呼ばれなので、ゴンチャロフのアソートを買っていく。
本当は阪神百貨店にある「アンリ・シャルパンティエ」か近所の「ヒロノ」を考えていたのだけれども、時間がなくて老舗に落ち着いた次第である。こういうことにやかましい両親に育てられたせいで、性格のわりにはきっちりしてるんである。
お土産が年相応の礼儀になったのはこの数年のことなのだけど、未だにお菓子屋さんで洋菓子買うのにウキウキしてしまう私だ。何年経っても店先で包みを受け取るたびに、「大人みたいね!」と嬉しいんである。さすがにこの性分何とかならぬものかと一人ごちてみたりもするのだが、今日だって知人に会ったら、すごぉく楽しそうな顔してお土産渡してることだろう。まあまるで、子供のつかいと変わりがないんである。まったく。
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雑誌散考
父親に「日経ビジネス」をまとめて送ってもらい、ボスに「Harvard Business Review」を借りて読んでいるしがないビジネスマン見習いの身である。買うとなると高いんだけれども、是非にも読みたい雑誌はこうやって手に入れる。それが恥ずかしくないのも、まあ、二十代の特権なので厚かましくも好意に甘えてみる。
好きな(と言うと、本当は好きでもなんでもなくて必要に迫られているだけなんじゃないかと大きく疑問に感じるのだけれども)雑誌くらい好き放題に定期購読したいとも思うけれど、不況の今日この頃ではそれもままならぬ。周囲にインテリが多いことに感謝しながら世すぎをこうやって送って、そのうち定期購読して土曜日にカフェオレ飲んだりしながら読めるといいよね、と慰めてもみる。まあ、こういうのだって僕の夢の一つには違いない。一番端っこの方にあるんだけどね、と一応強調。実は「週刊金曜日」もたまたま読むことができるのだけれども、その10周年記念対談記事の中で「リストラ・自殺・ホームレスが増える世の中なのに、誰も自分の痛みとして見ようとしない。携帯電話に代表される、バーチャルな世界に若者は逃げ込んでしまっている」なるご意見があった。
そりゃ嘘だろう。誰もが無意識のうちに『自分の痛みになる可能性』をアプリオリに見ているからこそ、みんなそれに背を向けようとするのではないか。そんなことを、お風呂の中で読みながらつらつらと考えてみる。
体制翼賛の似非エシュタブリッシュ・マガジンからインテリ気取りのアメリカビジネス礼賛雑誌、おまけに偽善と断罪に満ちた左翼本まで読んでいると、結局雑誌の価値なんて、僕にとっては現実認識に必要な批判力への一里塚ていどの存在でしかないことに気付く。だからまあ、何だっていいといえば何だっていいのかもしれない。定期購読なんかを未来予想図に書き込むのも情けないので、本日をもってdeleteしておくことにしよう。そうはいっても月曜日の朝に「AERA」を読みながら、この雑誌にだけはシンクロしてしまう、そんな30手前の毎日なんでもある。やれやれ。
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色違いの接ぎ木
http://homepage2.nifty.com/iwawaki/diary.htmlより
彼氏に振られて次の恋が見つかるまでのブランクが2ヶ月。というのが近頃の「リアル」らしい。NTTドコモ関西の「無料通話分2ヶ月繰り越しサービス」CMの話だ。
(中略)
たった2ヶ月で人間相関図がガラッと変わってしまうような、濃密な時間。それを過ぎてもう八年になる。あの頃の二ヶ月は、今の二年と同じくらいの密度があった。積み重ねてきた時間の分だけフットワークも重くなる。だけど、年々おだやかに進んでいく時間の流れも、そんなに悪いものではないと思うようになった最近の自分を、結構気に入っていたりもするのである。http://www.memorize.ne.jp/diary/26/29334/より
(前略)人生にはテストのように必ずしも正解があるとは限らない、
と最初に言ったのは誰か知らないけど
それでも、より確かな答えを求めて、僕は漂流し続けているんだと思う。冷静になったら結局、結論を先延ばしにしてるだけなんだけどさ。
いまいる場所の延長線上に、僕の求める答えはあるんだろうか。
このさき、やっていけるんだろうか。むかし、友達がコピーしてくれた椎名林檎のアルバムを聴く。
環境が激変して、気持ちが荒れていたときによく、かけていた。
そういう意味では、思い出深い曲の数々。
久しぶりに聴いてみた。心にピッタリくる。
特に「正しい街」と「虚言症」。
いまの林檎は別に聴く気にならないが。似たようなことみんな考えているんだなぁと、友人のサイトを見ながら、想う。全員同年代なので、まあ年のせいなんだろう。
男の場合(に限定するのも語弊があるけれど)は人生におけるいろいろな問題が全部一極集中しがちで、27歳ってのは漸くそのことに遅まきながら気付く年齢なのではないだろうか。と思う。まあ、僕の発育が人より遅れてる可能性もあるのだけれども。とほほ。年のせいにして誤魔化すのも、みっともない話だ。
将来の夢だとか生活の糧だとか、認知とか欲望とか、さらにいえば脳裏に浮かぶ女性(ひと)のこととか、全部「おしごと」なるものと密接に結びついているには、まあ違いない。もちろん日々の大半は仕事そのもの、であるのだし。
それに比例するかのように、よしなしごとで悩む日々を、どうもデスクワークへの没入でまぎらわしがちな最近の自分がいる。こういうのを「社会帰着性の芽生え」なんて言葉で片づけるとすれば、それはそのまま自分の信念への否定につながるのであり、本当のところは「仕事なんて所詮one of my life」と鼻で笑っていたい自分にまだ愛着があるのであり、一方そんなケ・セラ・セラが少しずつしがらみに絡めとられているような気もしているし、どうにもやりきれない。
こんなアンビヴァレントな思索が、じっさいのところ僕の毎日を色違いの接ぎ木のように積み重ねているような気がする。こんがらがった糸のどこを引っ張ったら解決するのか、僕はまだ毛糸玉を、横目で眺めているだけだ。
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あの人にクリソツ!
電車の壁面広告を見ながら、誰かに似ているとずっと思っていたのである。
【ア○ムのお姉ちゃんと喪黒●造】

おお、似てるというか雰囲気がそのもの。
福々しい顔とか、口元とか、何ともいえない押しつけがましさとか。この比較、どちらがどちらに対して失礼なのか、とても微妙なところだ。
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どの街でも、この街でも
今は、閉店間際の喫茶店で人を待っている。アルコールにはあんまり縁が無い代わりに、行きつけの喫茶店は何軒かある。そんな日々住み暮らす場所の慣れた椅子に限ることなく、僕はどこに居ても喫茶店に入り、そして一服するのだ。心の中には一度しか訪れたことのない店でのいっときですら、わりあいに鮮明に、畳み込まれている。タイの田舎町で。クアラルンプールで。インドで。香港で。東京で。門司で。故郷の田んぼの真ん中で。
僕は小さな爪痕をすれ違った街並みに残すかのように、今だってぬるくなりかけたアイスティーを啜る。
そうやって少しずつ生きていくのが、本当のところは、性に合っているのに違いないのだろうけれども。
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蛙釣り
サラ金屋さんの広告が盛んなのは何もテレビだけでなくて、ネットも同じなんである。今日は「マトリックス レボリューションズ」の公開日なのだけれども、タイムリーにもある金貸しがマトリックスそっくりのデザインで広告を打ってるんである。こんな画像。

見た目が一緒なのにつられて思わずクリックしちゃう人を引っ掛けたいのだろうけれど、消費者はハエに飛びつくカエルか、まったく。どうせ出入りの代理店が入れ知恵したに違いない。
文章読んでわかるとおり、僕は金融屋と広告屋が嫌いです。銀行マンも広告マンも知り合いがいっぱいいるのにこういうこと広言するから、世間が狭くなるってなもんでもありんす。
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ガンプラ
よせばいいのに、連休中にはまってしまったんである。

事の起こりは三宮に公開中の「キル・ビル」を見に行ったことで、なんじゃこの中途はんぱなエンディングは!的なフラストレーションをぶつけにモデルショップに行って、それで「シャア専用ザク」を買ってしまったんである。
所詮1000円弱のプラモデルよねとタカをくくって作りはじめたら、意外にも2時間近くを要してしまい、できあがってみるとなかなかのディティールではないか。なんといっても1個たかだか1000円というのがやばい。まあ、しばらく買い続けてコレクションしちゃうこと決定。ぱちぱち。
ちなみに今回ご購入のプラモデルは、「HGシリーズ」。今から思えば3000円前後の「MGシリーズ」にしておけば、ハマることもなかったのではないかという思いもちらほら。
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